黄昏みゅうぢっく〜歌のない歌謡曲に愛をこめて〜

昭和40年代の日本大衆文化の重要構成要素、「歌のない歌謡曲」のレコードについて考察します。

ゲストコメンテイター登場その5: 西本美江の巻

東芝 TP-7697

恋する夏の日

発売: 1973年7月

ジャケット(特別出演: AI生成による西本美江のイメージ)

A1 恋する夏の日 (天地真理) 🅺

A2 夕顔の雨 (森昌子) 🅹

A3 恋にゆれて (小柳ルミ子) 🅺

A4 傷つく世代 (南沙織) 🅻

A5 天使の初恋 (桜田淳子) 🅳

A6 草原の輝き (アグネス・チャン) 🅽

A7 君の誕生日 (ガロ) 🅻

B1 出船 (内山田洋とクール・ファイブ) 🅸

B2 遠い灯り (三善英史) 🅵

B3 軽蔑 (美川憲一) 🅱

B4 渚にて (いしだあゆみ) 🅲

B5 くちべに怨歌 (森進一) 🅺

B6 芽衣子のふて節 (梶芽衣子) 🅲

B7 なみだ恋 (八代亜紀) 🅿︎

 

演奏: ゴールデン・サウンズ

編曲: 荒木圭男

定価: 1,500円

 

1978年フニルからの使者真打ちとして、使命を受けました西本美江です!夏にふられる女の子の歌「心のすきま風」で9月にデビューしたばかりです。そんな私に「恋する夏の日」なんてレコードが回ってくるなんてね…本末転倒じゃないですか?しかもこのジャケットの女の子、異常なほど脚が…スラっとしすぎじゃないですか。歌のない歌謡曲のレコードのジャケットって、こんなんばっかりなんですかね。私も水泳やっていて、比較的健康体だと自認はしていますが、いくらなんでもジャケットにこの姿じゃ出られないです。かと言って、こういうのは教育上よくないなんて言いませんけどね。女の子は常に元気いっぱいであるべきですよ!私もがんばらなくっちゃ。

 

このレコードは今から5年ほど前のヒット曲がいっぱいですけど、よく歌ったものですよ、マイクの形をした容器のお菓子を買ってもらって、それを片手にテレビの歌番組見ながらね。なので、どの曲も想い出深いし、今もなお歌詞覚えてたりします。だから、こんな「歌のない歌謡曲」のアルバムって実に便利ですよね。記憶の中に歌詞があると、たとえメロディーだけでも心の中で一体になって、歌が完成する。そんな歌を今後も歌っていきたいですね。もちろん、アイドルになる気はさらさらないけど…周りの子達がいくら期待しようがね。アグネスやシンシアみたいにこっそり辞めて、輝く女性になれるよう次のステップに進みたいです…なんて、デビュー3ヶ月目のくせして言っちゃいけないですよね!やっぱり私、ドリフの番組に出られるようなコメディエンヌ体質も持ちたいと思っているし。でも、土曜の夜に「全員集合!」を観ることとか、未だ許されないんですよ…そんなわけで、こんな心情を暴露した新曲「一人ぼっちの私」を10日に出したばっかりです。いつか揃って、妄想の中にしか存在しなかった私達の歌をみんなに聴いてもらえる機会を作りたいなと思っております。

ところで今回私達がもらったアルバム5枚全てに曲が入ってたのって、桜田淳子さんと八代亜紀さんだけなんですね…末長く愛され長生きする歌手になるんでしょうきっと。あと、森昌子さんに子供出来たら売れそうですね!それじゃ、また逢う日まで… (西本美江)

 

フニル歌姫の皆様、どうもご協力ありがとうございました。今後の動向については、noteの方でお伝えしてまいります…歌無歌謡を語るに於いても、当時の若者のパースペクティヴを多少は生かしたいと考えていたので、こうやってクロスメディア展開できてよかった…というわけで、昨日に続いてゴールデン・サウンズ名義ですが、こちらは黄金律まっしぐら。特にキーボード類の鮮やかな活躍が当時らしいフレッシュさを編み出し、若々しい感覚を導いている作品。やはりレコードとしての存在感が大事なんですよね。雰囲気作りとして生き続けているBGMチャンネルと違って。フニルの蘇生と同じほど、新世代のための歌無歌謡プロダクトを作ることに興味を持ちたいと思います。最後のコメントに対しては、ノーコメントということで…(汗)