黄昏みゅうぢっく〜歌のない歌謡曲に愛をこめて〜

昭和40年代の日本大衆文化の重要構成要素、「歌のない歌謡曲」のレコードについて考察します。

今回が晴れて666回目の更新です

Music Love ML-066 (カセット)

歌謡ヒットパレード

発売: 1978年

ジャケット

A1 リップスティック (桜田淳子) 🅳

A2 林檎抄 (森進一) 🅱

A3 あしたも小雨 (五木ひろし) 🅴

A4 涙の誓い (アリス) 🅱→21/10/27

A5 かもめはかもめ (研ナオコ) 🅳

A6 微笑がえし (キャンディーズ) 🅲→21/10/27

A7 エーゲ海の旅 (平尾昌晃・畑中葉子) 🅲

A8 火の国へ (石川さゆり)

B1 モンスター (ピンク・レディー) 🅵

B2 プレイバックPart2 (山口百恵) 🅶

B3 津和野ひとり (森昌子) 🅲

B4 哀歌 (八代亜紀) 🅲

B5 時には娼婦のように (黒沢年男) 🅴

B6 かもめが翔んだ日 (渡辺真知子) 🅴→21/10/27

B7 サウスポー (ピンク・レディー) 🅳→21/10/27

B8 タイムトラベル (原田真二) 🅱→21/10/27

 

演奏: ブルーライトオーケストラ

編曲: 無記名

定価: 1,600円

 

前回予期せぬ大豊作になったマイナーレーベルカセットの落ち穂拾い。今回は78年のヒット曲を集めたもの。出だしの「リップスティック」から、意外と快調に飛ばしているな…と思いつつも、76~77年のテープで聴かれた類の薄いシンセの音でメロディーが奏でられていて、ちょっぴり萎えるな…全体の演奏そのものも終盤でかなり危うくなっているし、しゃあないなマイナーレーベルだからな、と、そんな感じで淡々と曲が進んでいくと、終盤のかもめが翔んだ日でいきなり目が醒める。この異様な効果音、あれ以外の何でもないぞ…「カラオケレコード・青春のうた」に収められていたやつ。あのヴァージョンでは、メロディーがチージーなシンセで奏でられていることに殆ど焦点が向かわなかったけれど、ただ単にバランスのせいか。と同時に、トラックが22年3月13日に登場した『最新ヒット歌謡BEST30』のそれと同じところに、再び関心が向かってしまう。このテープの収録曲のうち5曲が「カラオケレコード・青春のうた」と全く同じテイクであることを確認した上で、『最新ヒット歌謡BEST30』と被っている「あしたも小雨」「かもめはかもめ」「プレイバックPart 2」「津和野ひとり」「時には娼婦のように」に関してもチェックを行なってみたが、全て同じトラック使用で、メロを薄くチージーなシンセに差し替えているのみ。驚くべきことに、徳間の自社曲である「あしたも小雨」「津和野ひとり」もオリジナルトラックを使用していて、一体権利関係どうなっているんだ…外部制作音源を徳間とマイナーレーベルがシェアしたという可能性は想定内ではあるけれど。いや、実際徳間が制作したマルチ音源が何らかの形で共有されたのかもしれない。どの曲も、演奏のレベルはまちまちとはいえ、決して生温いサウンドにはなっていないし。まさか、ブルーナイトとブルーライトで関連づけた? ともあれ、もう時効ではあるだろうけど、深入りしようがないミステリー。「秋葉テープ」と同じくらい闇が深い、悪魔のお告げみたいなものだな…