東芝 TP-7748
星に願いを/薔薇の鎖
発売: 1974年
A1 花のようにひそやかに (小柳ルミ子) 🅳
A2 薔薇の鎖 (西城秀樹) 🅱→8/12
A3 あなた (小坂明子) 🅲→8/12
A4 しあわせの一番星 (浅田美代子) 🅲→8/12
A5 姫鏡台 (ガロ) 🅴
A7 襟裳岬 (森進一) 🅶→8/12
A8 あぶら地獄 (内田あかり)
B1 星に願いを (アグネス・チャン) 🅳
B2 バラのかげり (南沙織) 🅳
B3 こころの叫び (野口五郎) 🅲
B4 春風のいたずら (山口百恵) 🅱
B5 しのび恋 (八代亜紀) 🅳→8/12
B6 君はエンジェル (城みちる)
B7 想い出が多すぎて (高木麻早)
演奏: ホット・エキスプレス
編曲: 斎藤恒夫
定価: 1,500円
壮大なハッタリかましとして4月スタートした「黄昏みゅうぢっく」も、なんとか更新を休むことなく(実を言うと1夜だけ、自宅以外の場所で明かした夜があったのですが、そんな遠出でなかったので、律儀に義務を果たせました)2021年いっぱい連日やり遂げることができました。このどえらい時期の中、自分内で完結する愛を放出することで、閉塞感を何とか断てはしましたが、出口は見えたようでまだまだ見えていません。あと3ヶ月の間に全てが元に戻るなんて、絶対的にあり得ないと思いますが、その間に語るべきアルバムは充分にあるので、もうしばらくお付き合いいただければ幸いです。
一年の最後に相応しく、74年のトップスターの曲が華々しく並ぶホットなアルバムを。7月16日に取り上げた『歌謡ワイドワイドスペシャル』と同じく、2016年11月28日に静岡のリサイクルショップから救い上げた3枚のアルバムの中の1枚で、これで何かが始まった色濃厚なアルバム。時期的に自分が親しみまくった曲が多かったことが、これに目が止まった最大の理由でしたが、『ワイドワイド』ほど心に訴えかける内容ではなく、ただ単に自分にとってのノスタルジアを満たしてくれる作品。サウンド的にもそこまでの小細工も、呆れるほどの場末感もなく、いい調子で耳に入ってくるし、やはり曲がいいからね。「姫鏡台」もここで思いがけず再会したことで、もっと再評価しなけりゃという気分になったし。ここではトロンボーンがソロをとるという意表を付いたアレンジで、ストリングスの響きが「ブラザー・ルイ」に通じるものがある。「あなた」「赤ちょうちん」「襟裳岬」など、はまり込んでいくうちに「メロトロン幻聴曲」というレッテルが貼られることになってしまった(爆)曲とも、この盤での再会が馴れ初めだったし、逆に「あぶら地獄」(これはちゃんとリアルタイムで鮮烈に記憶してた曲!名曲)や「想い出が多すぎて」(前作「ひとりぼっちの部屋」はそれこそ、リアルタイムでレコード持ってました)など、その後入手した盤でスルーされがちな曲の存在は貴重。前者は実は「古巣リベンジ」でした(大形久仁子!)。全体を無難ながらカラフルにまとめたアレンジャーは、あの珍盤『はれんち!なんせんす』を手掛けた斎藤恒夫氏だ。両面ラストを今年亡くなった偉人の一人、川口真氏の楽曲で締め括ったところが、いかにも運命的といえそうだけど、亡くなる前から既にスケジューリングしていたので…
最後に、レコード大賞に負けじと、現段階までに当ブログに登場した回数が多い曲TOP20をカウントダウンして、今年の締め括りとさせていただきます。
⑱或る日突然 10ヴァージョン
白いブランコ 10ヴァージョン
よこはま・たそがれ 10ヴァージョン
⑰夜明けのスキャット 10ヴァージョン(11枚)
⑭女のみち 10ヴァージョン(12枚)
神田川 10ヴァージョン(12枚)
なみだの操 10ヴァージョン(12枚)
⑬裸のビーナス 10ヴァージョン(13枚)
⑪夜汽車 10ヴァージョン(14枚)
心もよう 10ヴァージョン(14枚)
⑧くちなしの花 11ヴァージョン(14枚)
旅の宿 11ヴァージョン(12枚)
長崎は今日も雨だった 11ヴァージョン(12枚)
⑦ひとりじゃないの 12ヴァージョン
④京のにわか雨 12ヴァージョン(14枚)
草原の輝き 12ヴァージョン(14枚)
時には母のない子のように 12ヴァージョン(14枚)
③瀬戸の花嫁 13ヴァージョン
②襟裳岬 13ヴァージョン(14枚)
①風 14ヴァージョン
それでは皆様、良いお年を…